火星・乙女座12度「ベールを外された花嫁」
乙女座12度は「ベールを外された花嫁」です。
この様子は個人的にはとても美しい情景です。
イメージは素朴で若い白人の花嫁がその日のために美しい化粧をして身動きせずに立っており、新郎にベールを外されたときの緊張感と幸福さの瞬間、です。
古典的・カバラ・神智学の分野のシンボルとしては「ベールの花嫁」には隠された自然界の法則の象徴というおきまりの意味があるようです。
よって方向性でとして知られざる自然界への意味が強まるのでしょうが、ここでは私の上記の意味から解き明かしていきたいと思います。
乙女座というのは実務に結びつけられるように思考を伴った現実的処理能力の意味合いが強いサインであると思っています。
ベールはなんらかの境界線でそれを外されているワケなので暴こうという方向性が思考力現実的処理として提示されています。
でも過去形ですし、
もうベール外されちゃってますし、
ということなので。ベールを外すという過程はほぼ直感的に終わった後の様であるような気がします。
要はベール飲む恋の見当がついているのです。こっちサイドは。
新郎は神父が誰なのか十分に知っているはずです。
なのでより深い探求・真理の探求・法則を見つけるような発見・専門性も出てくるかもしれません。
専門性となると9ハウスの分野になってきます。
私はこの文章を自分のホロスコープと人生経験で照らし合わせながら書いていますのでどうしてもそうなってきてしまいます。
というのは自身の火星は9ハウスの乙女座12度なのです。
おまけにアスペクトも多いので純粋なものではないでしょう。
まあそれはいいとして、
わたしは自分の人生の謎がこの乙女座12度によって解き明かしてきた人生だと言って今のところ間違いありません。9ハウスなのでスピリチュアル的な方向性で人生の困難や自分というものについて解き明かしてきたという感じです。9ハウスには太陽もありますのでその意味合いも強いのだと思いますが、土星周期の関係からか、今はスピリチュアルに対しての関心はほとんど安定してきて余生のように捉えています。
それも本題とはズレてしまいました。
まあ占星術というものはこのように入り組んだ情報なので一旦筆をとると切れ目なく読み続けることになるのだと思います。(言い訳w)
乙女座は鋭さがあります。
それは容赦のない思考力の顕在化で思考力はタロット・四大エレメントの対応でいう風・ソードなのであたりは強いはずです。
(まあ乙女座の性質を切ってつないだだけであり、本来の乙女座は地の柔軟宮です。)
実際的には、実際的に物事を進めるにあたって、地上に降ろす作業を思考で行う性質があり、ゆえに実践的性質が現れているわけですが
そこには処理能力としての柔軟性はあっても情緒的加減は持ち合わせないのが特徴と言えるのだと思います。
なのでベールを外された花嫁はやさしいキスをされるどころか「食ろうてやろう。。。」という男性的性質に襲われる形になります。思考的、男性的鋭さをもって花嫁はやられるワケです。
そこにいかなる下品な意味合いは一切含みませんが、新郎側の知的好奇心が満たされるまで続きます。新郎側の意見としては、結婚までするんだから満腹にしてもらいたい。。という貪欲なる知的好奇心であります。
新郎花嫁は完全に1;1の関係でベールを外す瞬間には他のものが視界に入ることはないので相当なまでの執念を感じさせます。
完全ロックオンの構図。
さて、そこで思うのは花嫁は無垢な印象があるものです、たとえどんな経験を積んでいようとも、どんなアバズレであろうとも、花嫁というからには純粋で、可憐で、汚れがないものである、あってほしい象徴に思えます。
これが子供、というんでも、新郎、母、という表現でもなく、花嫁という完全無血?ピュア・ポテンシャルを感じさせる象徴を選んだのにはそれなりの理由があるのだと思います。
例えばこれが子供というとあまりにもおざなりな感じがします。スピリチュアル業界では子供はほとんど神扱いなのでちっとも面白くありませんね。
ベールを外された子供。とかだったら、なんでベールかぶってんのというところに矛盾が生じてむしろ子供なんだし。。というところにメスを入れたくなりますが、「ベールを外された花嫁」自体にはとことん矛盾がなく、単純に美しい情景です。
そこに新たにメスを入れるとするならば、花嫁は何を秘めているのかいまいちわからない。という点だと思います。
上記のようにアバズレなのかもしれませんし、
そんなものはわかりませんが、すでに新郎はそれが誰なのかは明確に認識しており、結婚までいくほどの何かを持っていることを暗示させるように感じます。
それを知的に暴きたいのが新郎なのでしょう。
新郎は少なくともそう思っているのでしょう。
ここには恋心だとか、そんなものは理由にはならないです。だって乙女座だから。
新郎はあくまで男性であり男性脳なのです。理由を知りたいのです。
それが一生見つからないとしても、そこで苦労してもいいのです。
そういったストーリーを感じます。
**
カバラ・神智学の分野でベールの花嫁とは自然界の法則、というようなことを書きましたが、そこにこぎつけの追記をするならば、
この新郎の知的好奇心はかなり深いもの対して解き明かすこと自体を単純に謳っています。
宇宙法則をこの現実界に応用して法則として起こっている、いわば。。引き寄せの法則だとか、ニュートンの法則だとか、そういったものをじり位の思考力でのみ、手中に収めようとしているのです。
でも、まあ良い線までは行けてもおそらく最後の最後で手は届かないでしょう。この12度にはそんな深みや力はまだないでしょう。思考のみでは到底行いない所業です。なのでそういった最後の部分で落としどころが見つかるものについて、この度数を持っている私のようなタイプは幸いなのです。
私は幸い、この度数をスピリチュアルな自分の人生発見、という分野で持っていたようで、その探求は本当に私の思考部分で行われていました。
その具体例で言えば、自分の持つ恐れをとことん、文章化する。それをわからないままで放置するということができませんでしたので、全部認識し、手放すなりするワケです。10年以上のキャリアとなりましたがこれは素晴らしく効果があり、今では思考水素も上がったようで、言葉にならない思い。。みたいなものは殆どなくなりました。
世の中的にはちょっとバカなくらいの女の子の方が可愛いというのがありますが、それを無視して私は男勝りに黙々と続けてきて、結構な自信になっていますし、人生についてこれほど丁寧に見て言語化している人もいないのは周りを見ればわかりますのでそれもかなりの自信につながっているというところに、土星周期とともにきている感覚があります。
みれば、私の土星は1ハウスでまあなんやかんやで山羊座と土星の影響は結構なものです。若い頃は苦労しましたが、太陽周期なのもあり、人生も太陽側にシフトしているのか、しし座29度人魚の影響を強く受けています。
この場合の私の火星・乙女座12度「ベールを外された花嫁」の落とし所は、土星周期と関連があったと言いましたが、土星、山羊座サインに位置している他の天体すべてとアスペクトを取っています。なので、そこで落とし所を見つけたというものだったんでしょう。
まさに土星が持ってきた自分に対する課題をこの土星と山羊座に位置する天体(すべて1ハウス)とアスペクトを取っていた火星・乙女座12度「ベールを外された花嫁」9ハウスが解決に導いた。という構図。(ちなみにすべてイージーアスペクトでしたよ。)
「わかりにくい!ホロスコープを見せろ!」と言われるのを承知で小難しく文章のみの解説にしていますが、ホロスコープを見せるのは「裸婦モデルになるのと同じくらい恥辱的」というサビアン風?ポエムとともに煙に巻こうという作戦です。(なんだそれ)
love Ringo